窒化ケイ素加工事例

窒化ケイ素の加工事例を紹介します。

窒化ケイ素は、曲げ強度などの機械的な特性が良好で、熱的にも急熱・急冷に強く、これらの特性が必要な用途に用いられています。

窒化ケイ素の代表的な特性

項目 ビッカース硬度
HV(GPa)
曲げ強度
(MPa)
破壊靭性
(MPam¹/²)
線膨張係数
(×10-⁶/℃)
熱伝導率
(W/(m・K))
耐熱衝撃温度(△T) 絶縁耐力(kv/mm) 耐摩耗性
(ブラスト摩耗量)
(μm)
耐薬品性
素材名
化学式
窒化ケイ素
(Si₃N₄)
16 750 6 2.8 25 650 730 0.6 良好
サイアロン(Si₃N₄+Al₂O₃) 12.7 690 6 1.6 21 700 - - -

※詳しくは弊社加工材質ガイドをご参照ください。

素材特性を利用した用途

項目 特徴 用途
高強度 ・曲げ強度、破壊靭性値がともに大きく、ワレ、カケ、折れにくい。 ・力のかかる部品
最高使用温度
低熱膨張
高耐熱衝撃性
・高温で使用できる。
・線膨張係数が小さく、耐熱衝撃性に優れるので急熱急冷してもワレない。
・高温領域で使用する、急熱、急冷の必要な工程での部品
・アルミ溶湯部品
良好な耐摩耗性 ・靭性があり、耐摩耗性がある。 ・耐摩耗性が必要な部品
・高周波焼入れ治具

加工可能なサイズ

項目 サイズ(mm) 項目 サイズ(mm)
板 寸法 Φ300×t20 穴径 Φ0.1~
丸棒寸法 Φ50×300 穴深さ 20D(~Φ1.5)、200(Φ1.5~)
幅0.2~ 穴数 1~100
段差(凹凸) ~30 ネジ M2~

セラミックス 事例一覧

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